「イヌ絵日記」で書ききれなかったお話など...........(byみいしゃ)


by salukis
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寝台特急北斗星

個展も土日を残すだけ
私は寝台特急北斗星に両親と乗っていた(祖母のお葬式へ行く所)

その日の北斗星
実は青森で大雪のため2時間半の停車
結局トータルで4時間半の遅れに

レールの切り替えが雪に埋まったとか

私たち親子は夜のお通夜に間に合えば良いので
電車旅大好き親子は「同じ料金で4時間も北斗星に乗れる!お得!!」

青森で足止めを食ったおかげで通常なら真っ暗闇な時間なのに
トンネルに入る前に夜も空けて青森の雪のすごさを目の当たり

北海道はどうなんだろ?
あんがい海辺はたいした雪じゃなかった

食堂車で朝ご飯食べながら晴天ばっちりな大沼公園を眺め

海岸線を列車は走る
森駅を過ぎてすぐ凍った河口に白鳥がいっぱいいた

ん?と視線を木の上に移すと
なんと!なんと!オジロワシ見ちゃった(今回最大の感動)

ちょっとお腹空いて来たなというとき
長万部駅に到着
かにめし弁当が有名だったな、あんまりカニの味しないんだよな

そのとき車内放送が
「車掌です、本日は大雪のため列車が遅れ大変ご迷惑をおかけいたします
これより長万部名物のかにめし弁当とお茶の準備が整いましたら
お客様の元に車掌がお弁当お持ちしますので
ささやかではありますがどうぞ召し上がってください」

やったーお弁当の差し入れ
こんなときのお弁当は美味しいもんだね
よーく噛み締めると遠くにカニの味がした様な

はぐはぐ、お弁当食べてたらケイタイが鳴った

あ!エルパパさんだ
「おーいみいしゃ。どこにいるんだ個展にきたぞ」
「今ねーおしゃまんべにいるのー」
「????」
「北斗星に乗ってるの」
「???」
「北海道に向かって北斗星のって祖母のお葬式に行くんだよ〜」
「え?あ!そうなんだ、、、」


きっとびっくりしただろうね
なんだ?おしゃまんべ!って益子にそんな名前のレストランあったか?とかね


千歳について タクシーでセレモニーホールへ
到着して親族控え室に行くと

おくりびとの仕事をしている従兄弟のお嫁さん(納棺士)が
祖母のことを映画さながら「ゆかん」をしている最中だった

納棺の儀式を見たのは初めてだったけど
ほんとにほんとにすごく神聖な素晴らしいものだった
私のときもこれは絶対やって欲しいな

眠ってるうちに静かに息を引き取った祖母
老衰による自然死だった
お葬式は愛情溢れるとても良いお葬式でした

懐かしい親戚がみんな集まって同窓会の様だった


祖母はすごいなー
絶対祖母の采配だと思うことが今回はいくつもあった

亡くなったタイミングのおかげと言うのも変だけど

北斗星の大雪での遅れは私たち親子に穏やかな団らんをくれた
父は腰の手術したばかりだけど
付き添いが居ればなんとか、この旅にも行くことが出来た

もっと早い時期に祖母が逝ってたら
父は歩けなかったし
私は個展の作品制作中で参加出来なかった

祖母が亡くなる日
夜明け前 祖母は私の所に来たのね
ああ、おばあちゃん朝死ぬんだなと妙な確信を感じた

父の所には早朝4時20分に来たそうで
「母さんよそいきの和服着て横にスーツ姿の父さんがいた」

祖母は父の前に30代の頃の姿で現れた
「この着物派手かい?途中で着替えて来たんだけど」と照れていたそう

父は「かあさんもこんな綺麗な時代あったんだなあ」と考えながら
「かあさん今日の朝死ぬんだな」とわかったと言ってた


「納棺」をやってくれた従兄弟のお嫁さんは
実は祖母が亡くなる前日に
長野から赤ちゃん抱いて一人でお見舞いに来たのだった

祖母は従兄弟のお嫁さんに「おくりびと」をしてもらえた







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by salukis | 2012-01-23 11:11 | みいしゃの井戸端